1→2社目 転職活動記録⑪ 【退職交渉】

転職活動記録

退職の意思をどのように伝えるか?

C社内定連絡を受けたのが金曜日であったことを今でも覚えています。

週末、上司へどのように退職の意思を伝えるべきか、悩みました。上司との関係は良好であっただけに尚更です。

ただ、引継ぎがあることを考えれば一日でも早く伝えなければならない。

そう考えて週明けの朝一、メールで上司に

「大事なお話があります。10分程お時間を頂けないでしょうか」

と伝え、個室に来て頂き、緊張しながら退職の意思を伝えました。

上司は困惑した表情を見せ、「今の会社にはキミを引き留められる魅力的な材料が何もない。仕方ないね・・・」と諦めの言葉を絞り出していました。

決意の後の引き留めは面倒なだけ

その後も色々な人に引き留められました。

昇格を提示してくる人もいたし、飲みに連れて行ってくれる人もいました。

一番きつかったのは全く話をしたことがない、中途で新しく入ってきた女性の役員と1対1で話すことになったのですが、目の前で泣き始めたことでした。なんだこれ・・さすがに演技かとは思いますが、精神的につらいものがありました。

誰に何を言われようが退職する気は変わらないし、実際人事にも、

「引き留めはありがたいが、退職するという意思を口に出した時点で心は決まっています。諦めてください」

と言いました。

ただ、「新しい会社が合わなかったら連絡して来いよ!」みたいに言ってくれる人が何人かいて、これは本当にありがたかったです。

次の会社で活躍できる保証なんてどこにもないし、思わぬパワハラでキャリアが詰んでしまうというリスクは普通に有りえるわけですから。

ただ、退職を決意した後の過度な引き留めは正直煩わしいですし、熱心な引き留めで気持ちが揺れるのであれば、今の会社に残った方が良いかもしれません。

直属の上司に退職の意思を告げてから約2週間後、ようやく朝礼でグループメンバーに翌月末に退職することを周知、すぐに引継ぎが始まりました。

退職を公表してからはお世話になった方々への挨拶回りと引継ぎで、意外と慌ただしい日々が続きました。特に同じ部署の同期との間には、どこかぎこちない空気が漂うようになってしまいました。

チーム制で仕事を進めていたこともあり、引継ぎは滞りなく完了、有給を全て消化することができなかったのが少し心残りでしたが、予定通り次の会社へ勤務する準備を完了しました。

退職を告げるタイミングは可能な限り早めに

個人的な意見ですが、退職を告げるタイミングは可能な限り速やかに、です。

「できるだけ金曜日に告げて上司が週末に頭を整理する時間をあげましょう」というような記事をみかけたことがありますが、その必要はないです。

部下の退職に当たって稟議申請やパソコンなどの会社支給品の整理、場合によっては人員の補充申請など、上司は色々やることが出てきます。

上司の立場を考えるのであれば、できるだけ早く退職の意向を告げましょう。

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