上司とぶつかる
先輩が辞めて以降、明らかに人数が不足しているのに全く戦力補強がなされず、同じ境遇の同僚と愚痴ばかりこぼしていました。
仕事量は変わらず、というより組織的な問題で増える一方で、月の残業上限に引っかかるのがデフォルトになっていきました。
やがて上司もスタッフも心にゆとりがなくなって行き、上司と同僚、あるいは上司と私の間で何度か口論になり、決定的に対立してしまいました。
今振り返れば、仕事で結果が出ないことや上手くいかないことを上司のマネジメントに責任転嫁していた部分も少なからずあり、悪いことをしたと思います。
結果的にこの会社も退職することになるのですが、最後まで上司に対する不信感が拭えず、関係が完全に修復することはありませんでした。
人員の流出が止まらない
先輩が会社を辞めてから数年後、待望の新入社員や中途採用社員が入ってきました。
一方で、上司とウマが合わず異動を希望するメンバーも続出。数人が他部署へ異動したり、退職したり。
主力の異動により、経験の浅い若手に開発案件が引き継がれていき、案件が実質ストップしてしまう。私も案件を引き継いだり、若手をできる限りサポートしましたが、この負のスパイラルはいつ終わるのか。
正直、人員の出入りが多すぎて、腰を据えた開発というのが難しくなっていました。
給料が上がらない
昇給スピードについても思うところがありました。本当に上がらないのです。
月給は抑えてボーナスを高くするという会社の方針でしたが、ボーナスは業績に左右されるため下がるときは年間数十万円下がったりします。
そのため、前年と比べて年収が上がるどころか下がることも珍しくありませんでした。
また、年収の20%を残業代が占めており、月給が低いこともあって残業で稼ぐことが当たり前になっていました。
定時に帰ることを諦め、ダラダラと仕事をする毎日。長時間労働はジワジワと身体に疲労を蓄積し、常に倦怠感がある状態。
こんな人生があと何年以上続くのか?これで納得できる人生と言えるのか?自問自答の日々が続きました。
このままで良いのだろうか?
業界に関する知識を深めていく中で、色々なことがわかってきました。
一つ目は知財関係で相当不利な状況にあること。
もう一つは、自身のテーマが成熟期に差しかかっていて、その製品が不要になる具体的な技術(いわゆる破壊技術)が開発されていたこと。
「このままで良いのか…?」
という漠然とした不安に悩むようになりました。
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